建設キャリアアップシステムの登録は進んでいますか?
申請不備で戻ってくる率が9割以上もあるとの声も聞こえてくるのですが、登録手続きをする建設業振興基金側でも対応出来ていない部分があったり、分からないことがあったときに質問するお問い合わせセンターの人たちのシステムに対する習熟度もバラバラであったりと、難航する原因はいくつかありそうです。
ところで、建設キャリアアップシステムに登録する際にIDとパスワード(PW)が必要になります。
この、インターネットが全盛の時代、いろんなIDやパスワード(PW)を持ち、その管理が出来ず、次にログインするときに分からなくなる事がよくある人も多いのではないでしょうか?
ただでさえ、管理が面倒なIDやパスワード(PW)なのですが、建設キャリアアップシステムでは、それがたくさんあるんです。
今回は、そんな建設キャリアアップシステムのIDとパスワード(PW)をクローズアップしてみます。
目次
いくつも存在するIDやパスワード
建設キャリアアップシステムでは、複数のIDやパスワード(PW)が出てきます。
しっかりメモっていても、いったいどれがどのIDでどのパスワード(PW)か分からないなんて事のないようにしたいですね。
建設キャリアアップシステムでは登録から運用まで、こんなID、パスワード、番号、コードなどが登場しています。
- 申請用ログインID
- 申請用パスワード
- 申請番号
- 不備コード
- 初期パスワード
- セキュリティコード
- 事業者ID
- 技能者ID
- 管理者ID
では、これらのIDやパスワードなどが、どういう役割でどういった時に必要なのかざっと説明していきたいと思います。
申請用ログインID
14桁の数字
建設キャリアアップシステムに登録する際、最初にしなければならないのが【申請用ログインID】の取得です。
これを取るのはとても簡単。
この申請用ログインのページから、事業者名と登録責任者の氏名、住所、電話番号、メールアドレスを入れ込んで利用申込のボタンを押すだけです。
すると結構すぐに、建設キャリアアップシステムの登録申請に必要な【申請用ログインID】と【申請用パスワード】がメールで送付されてきます。
申請用パスワード
上でお話ししたように、【申請用ログインID】と同時に送られてくるのが【申請用パスワード】です。
ただし、送られてきた【申請用パスワード】を使うのは最初にログインするときだけで、その時にパスワードを変更する必要があります。
【申請用ログインID】は送付されたメールに記載されていますが、変更したパスワードはメモを残しておくなど、自分なりの忘れない対策をしておきましょう。
初期の申請用パスワードは数字とアルファベットの大文字と小文字、あと特定の記号が混じった16桁のものですが、すぐに変更してしまうものです。
記号を交えると、ややこしくなるので数字とアルファベットの大文字小文字だけで作るのが間違えにくくて良いでしょう。
申請番号
事業者登録、技能者登録ともに14桁の数字です。
文字通り、建設キャリアアップシステムへの登録申請をした後に付与されるのが【申請番号】です。
申請後、何か連絡があるとき、逆に問い合わせをするときなどに必要な番号となります。
不備コード
これは出来れば付与されない方が良いのですが、申請内容に何か一つでも不備があれば、修正案内とともに送られてきます。
申請不備について問い合わせをする際は、この不備コードを伝えれば、何処の誰の何の不備についてか把握してもらえます。
セキュリティコード
4桁の数字
事業者情報の登録が完了すると、一番大事な【事業者ID】が通知されるのと同時にメールで送られてきます。
そして、初回ログイン時にこのセキュリティコードが必要となります。
初期パスワード
数字と英語の大文字小文字で構成され、16桁です。
【事業者ID】と一緒に通知されます。
申請用パスワードのときと同様、この【初期パスワード】も初回ログイン時に変更が必要となるので、変更したパスワードはメモを残しておくなど、覚えておく対策を必ずしておく必要があります。
事業者ID
14桁の数字
事業登録はこの【事業者ID】を取得するために、面倒な申請をしてきたといっても過言ではない大切なIDです。
事業者IDが無ければ、自社の従業員の技能者登録を行うことも出来ません。
今後、ずっと必要になるIDで、事業者登録は5年に1度の更新が必要です。
技能者ID
技能者一人一人に付与されるのが【技能者ID】で、キャリアアップカードと共に付与されます。
建設キャリアアップカードには、ICチップが内臓されているのですが、その中にデータとして技能者IDが記憶されています。
これも、今後ずっとつきあって行くIDでです。
従業員の技能者登録を続けて行うと、近い数字にはなりますが、なかなか連番にはなりません。
カードの有効期限が通常は10年なので、10年ごとの更新が必要です。
管理者ID(登録責任者)
【管理者ID】は【事業者ID】を取得すると、自動的に1IDが付与されますが、追加手続を行うことで、1事業者で複数の【管理者ID】を取得することができます。
【管理者ID】の取得により、事業者情報の管理、現場登録、技能者情報の閲覧、帳票出力が出来るようになります。
ただ【管理者ID】は毎年、管理者ID利用料が必要で、1IDあたり11,400円(一人親方は2,400円)の請求が、交付した月ごとにまとめて登録責任者にきます。
パスワードを間違えすぎてロックがかかったら?
何でもそうですが、パスワードを何度も間違えるとロックを掛けられてしまい、どうしようもなくなってしまう事がありますよね。
建設キャリアアップシステムも同様です。
けど、安心してください。
そのときは諦めて、30分~1時間くらい放置していればロックは解除されますので!
ちなみに、何回目でロックされるのか試してみたら、6回目の間違いでロックされました。
このとき、同じパスワードで間違った場合は、その数にカウントされていないようです。
もし、パスワードが完全に分からなくなったのであれば、再発行も可能です。
再発行は、ログイン画面にある「パスワードを忘れた場合」をクリックすると手続きできます。
タイムアウトとログインエラー
もう一つ気になる点を!
ログインしてから何か他の事をしていて、きっちり10分経過するとタイムアウトとなってしまい、もう一度ログインし直さなくてはなりません。
10分ってちょっと早いですよね。
あと、例えばPCとスマホなど2つの端末でログインしようとしても、重複ログインエラーとなってログインできません。
パスワードを忘れた場合
パスワードが分からなくなってしまった場合は、再発行が可能です。
建設キャリアアップシステムのホームページのログイン画面にある「パスワードを忘れた場合」から再発行手続きを行ってくささい。
コチラ ⇒ 建設キャリアアップシステム ログイン画面
また、IDが分からなくなった等でしたら、お問合せフォームから問い合わせて頂くのが良いかと思います。
コチラ ⇒ 建設キャリアアップシステム お問い合わせフォーム