CCUS(建設キャリアアップシステム)とは、建設現場で働く職人さんや現場監督の就業実績、資格や社会保険の加入状況などをICカードに蓄積して、経験を〝見える化〟するシステムとのことです。
では、このシステムに登録することで、技能者(職人や現場監督など、現場で働く人)には何のメリットがあるのでしょうか?
また、逆にデメリットはあったりするのでしょうか?
今回は、そこのところを書いていきたいと思います。
●事業者(建設会社)のメリット、デメリットは コチラ へ
技能者(職人)のメリット
技能者としてのメリットは、以下のような事が考えられます。
- 自分の実力を客観的に証明できる
- 自分の資格や就業履歴を簡単に確認・証明できる
- 処遇改善につながる
- 働く現場が変わっても適正な評価と処遇が受けられる
- 一旦、建設業界を離れていても以前の経歴がしっかり残っている
- 履歴者や業務(職務)経歴書を書くときに便利
- 自分の経歴に対するモチベーションアップに繋がる
システム登録で技能者のすること
登録は会社がやってくれるのであれば、言われた資料を準備するだけです。
金銭面も会社持ちであれば、技能者自身に負担はありません。
カードが手元に来たら後は、現場で毎日カードリーダーにタッチするだけです。
登録しないことによるデメリット
登録のデメリットではなく、登録しないデメリットですので、裏を返せば登録のメリットです。
- 今後、入場できない現場が出てくる可能性がある
- 登録が遅くなるほど、就業履歴の蓄積が遅れることになる
以上からも、登録するなら早いに越したことはないでしょう。
技能者(現場で働く人)のデメリット
- 登録が面倒
- 金銭負担(会社が持ってくれないのであれば)
職人さんの建設キャリアアップシステム登録に関するデメリットはこんなものではないでしょうか。
もし登録を自分でするとしても、手続きは面倒かもしれませんが、費用面で言うと、10年ごとに更新は必要ですが登録料が必要なだけで、インターネット申請だと2,500円、郵送申請や窓口申請だと3,500円です。
そして、60歳以上であればインターネット申請に限り500円引きの2,000円となります。
ちなみに、カードを紛失すると再発行料に1,000円必要です。
ただ、この料金設定も2020年9月までという可能性が高そうです。
登録料の引き上げが提案されており、10月からは2,500円の技能者登録料が4,000円になってしまいそうです。
●技能者個人からでも依頼できます
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⇒ 技能者登録は自分で出来るのか?
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